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ピル、プラセンタ相談
ピルについて
妊娠を望まない患者さんのために、低用量ピル(OC=Oral Contraceptives、低用量経口避妊薬のこと)のご相談にも応じています。
OCは、排卵を抑えることによって妊娠を防ぎます。具体的には、OCに含まれる卵胞ホルモンと黄体ホルモンが脳下垂体に働きかけて、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の分泌を抑えることで、卵巣にある卵胞を成熟させず、排卵が起こらないようにします。また、子宮内膜が厚くならないようにして受精卵が着床しにくい状態にしたり、子宮頸管の粘液を変化させて精子が子宮に入りづらくしたりする働きもあります。
また、緊急避妊法として一般的に用いられるアフターピルのご相談にも応じています。避妊に失敗した時などに、性交後72時間以内に薬を服用することで妊娠を防ぐ方法です。
プラセンタについて
プラセンタ(placenta)とは哺乳動物の「胎盤」のことを意味します。プラセンタが医療現場で用いられているのは、プラセンタの「自然治癒力に着目した治療」が注目されているからです。軽い傷や風邪、疲れからくる気持ちの落ち込みといったものは、時間が経つと改善されていきますが、これは私たちの体内で働いている「自然治癒力」によるものとされています。
プラセンタは慢性肝疾患、更年期障害、乳汁分泌不全の治療でさまざまな症状に作用します。通常の医薬品は、特定の症状を抑えるために使われるので、例えば頭痛薬を、下痢や花粉症、夜尿症などに使うことはありません。他方でプラセンタの場合、一つひとつの症状に作用するのではなく、バランスの崩れた体調を総合的に整えることを目的としているため、幅広い症状の改善に使用されています。